光集積回路で量子コンピュータができた

Scienceの2009年9月4日号に、Shor’s Quantum Factoring Algorithm on a Photonic Chip | Science光集積回路上のShorの量子因数分解アルゴリズム、という記事が載っていました。1ページほどの簡単な報告です。光集積回路上に量子コンピュータが作れたそうです。

2007年に光子の量子ビット素因数分解ができているのですが([0705.1684] Demonstration of Shor's quantum factoring algorithm using photonic qubits)、それが光集積回路(シリコンフォトニクス、光チップ)上で実装できたそうです。

NMR(2001年)、上記の2007年に続いて、素因数分解の実装の成功は3例目だそうです。4量子ビットのハードウェアの作成に成功したそうです。

同じメンバーが書いた、Optical Quantum Computing | Science (2007年)も参考になります。仕組みと現状について4ページほど解説しています。

数千量子ビットはいっこうに実現できそうな気配はありませんが、数〜数十量子ビットは着々と進んでいますね!