iTunes+YouTubeを作ってみた

最近、ほとんどの楽曲が YouTube に上がっています。エイベックスやユニバーサルミュージックもオフィシャルにYouTubeにたくさんアップロードしていますし、アップロードOKな楽曲とNGな楽曲を分けて管理していて、NGなのは削除申請をたくさん出して管理しているようです。初回限定版にのみ収録されているトラックなどは積極的に削除しているようです。

というわけで、iTunesYouTube を組み合わせたらどんな感じなるかなと思い、数百行ほどソースコードを書いて、プロトタイプを作ってみました。http://music.yukoba.jp/ 。実用性はないです。雰囲気だけです。色々と雑で多数おかしいです。すいません。一応、iTunes のように曲が連続再生できるようになっています。

この延長線で、あーだ、こーだと、他のサイトでやられているような機能を色々つけ改良し、適切な人がサービスの制作・実行したら、たぶん、多くの人に使ってもらえるサイトができると思います。

でもですね、これ、どうやって収益あげるんでしょう?それがよくわかりません。最近、ニーズはあるのにビジネス化できないインターネットのサービスが増えています。YouTube もビジネス化苦労していますしね。

アフィリエイトで稼いだとしても、例えば、エイベックスの年商が1000億円程度なので、Amazonアフィリエイトが5%で、1%が自分のところ経由で買ってくださったとしても、1000億円×5%×1%=5000万円/年と、個人ならいいけど、法人のビジネスにはなりません。

この計算をみて気づいたんですが、iTunes は音楽売って稼ごうなんてほとんど思っていなく、iPod を売って稼ごうと思っているんですね。だから、最近、Palm Pre が iTunes と同期できるようにしたら、全力で対抗しようとするニュース(「Apple、iTunesのアップデートでPalm Preを締め出し - ITmedia エンタープライズ」)がありました。iTunes で稼いでいるならば、iTunes + Palm Pre を反対することはないんですが、iTunes が利益をあまり上げていないから反対するのでしょう。

音楽業界自体も、音楽売って稼いでいるのか怪しく、下記のような周辺ビジネスが目立っています。

  1. 有料ライブ
  2. 物販
  3. CD買ってくれたら、握手 or サイン or 数秒〜1分程度のトーク(アイドル系)
  4. アーティストのブランドを使ったビジネス。EXILE のダンススクールなど。

結局、音楽のような「形のない物」を売るよりも、なんらかの「物」を売って稼いでいることの比重が大きくなっている感じです(3とかは物じゃないですが)。1990年代は、本当にCDを売っていたんですけどね。iTunes ではなく、iPod を売るのも、「物」商売ですしね。

まぁ、周辺ビジネスが中心であること、つまり、メインが無料・安価で、周辺が有料というビジネスは、大昔からたくさんあって、オンラインゲームだって、メインは無料だけど、アイテムは有料というのが多いですし、そのこと自体はOKだとは思います。

また、ビジネス化の方法として、ラジオのように、曲と曲の合間に広告を入れ、レーベル各社にその収益を再分配する方法もあるんですが、あまり大きな収益にならなそうなイメージがあるんですが、どうなのでしょう?売上予測がよくわかりません。

というわけで、結論ないです。http://music.yukoba.jp/ どうやったらビジネス化できるのでしょう?わかる人、教えてください! m(_ _)m